硫化水素による自殺に巻き込まれる事故相次ぐ
4月25日現在、日本各地で硫化水素を用いた自殺行為が相次いでいる。塩素系とアルカリ系の洗剤を混ぜて有毒な硫化水素を発生させるもので、大量に吸い込むと死亡する可能性がある。各地で同様の事故が連日のように報道され、また、ネットに情報が氾濫している現状から、硫化水素を用いた自殺行為と見られる事故が収束する気配はない。
硫化水素を用いた自殺では、周辺住民が一時的に避難を余儀なくされ、無関係な人が死亡するなど2次被害が発生している。
<これまでに起きた事例(一部)>
・自宅で行なった硫化水素を用いた自殺に家族も巻き込まれて死亡。
・自殺者のアパートから硫化水素が漏れ出し、近所の住民に健康障害が発生。
・硫化水素は空気よりも重い性質があるため、長時間滞留し異臭も発生。近隣住民の避難が長期化。
・消防や警察、第一発見者など多量のガスを吸い込み健康障害が発生。
・自殺者がホテル客室で硫化水素が発生させ、他の宿泊客が避難。
硫化水素(気体)の特徴
・無色で、目、皮膚、粘膜を刺激する有毒な気体。
・空気よりも重く、滞留しやすく、拡散しにくい。
・卵の腐ったような、硫黄のような臭い
※高濃度の場合は、臭覚がまひして気付くのに遅れることも。
・激しい頭痛を感じる
硫化水素などの有毒ガス発生が疑われる場合は
・洗剤などの容器が散乱するなどの不審物を発見したり、不審な臭いを感じたら絶対に近づかない。近づかせない。
・すぐに警察や消防署に連絡。
・近所などで声を掛け合い、逃げ遅れによる中毒を防ぐ。
硫化水素は一般に流通している商品で発生させることができてしまうが、家族など周辺の人を巻き込む恐れがあり、非常に危険な行為であるとして、専門家などが警告している。
(4月25日更新)
◆自殺と自殺予防の心理
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news/jisatu.html
◆日本薬剤師会 硫化水素による自殺・事故の発生について
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/topics/tpc080425.html
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/topics/pdf/tpc080425.pdf
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