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吾妻山で噴気上昇、噴火の兆候はなし(11/11)

仙台管区気象台・福島地方気象台は11日、福島県福島市の吾妻山(吾妻連邦一切経山)大穴火口付近で白色の噴気が火口縁上300m程に達していることを確認したと発表した。吾妻山の火山活動に大きな変化はみられず、大穴火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は見らないとしている。

11日11時過ぎ、吾妻山浄土平ビジターセンターが大穴火口付近で、通常100m以下である噴気が勢いよく噴出しているのを確認、通報を受けた気象庁機動調査班が現地調査を実施し、14時頃300m程度の噴気を観測した。また、大穴火口から東北東約14kmの福島市内に設置されている遠望カメラでも、15時過ぎに高さ300m程度の噴気を確認した。
これを受け、仙台管区気象台は15:40、「火山の状況に関する解説情報 第1号」を発表、地震発生状況やGPS観測には変化は見られないことから、吾妻山の火山活動に大きな変化はみられず、大穴火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は見られないとし、噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)は継続とした。

吾妻山では8月以降、火山性地震がやや多い状態で推移してたが、火山性微動は2004年11月以降、発生していない。1893(明治26)年6月には噴火により火口付近調査中の2人が亡くなる被害を出したほか、1977(昭和52)年12月には小噴火を起こしており、気象庁が常時観測を行い噴火警戒レベルを発表する全国19火山のひとつに指定されている。近年の活動は2004(平成16)年に火山性地震が一時的に活発化していたものの、その後穏やかな状況となっていた。(11月12日更新)

◆吾妻山の火山活動解説資料(仙台管区気象台 火山監視・情報センター)
http://www.sendai-jma.go.jp/tidai/fukushima/azumayama20081111.pdf

◆吾妻山(気象庁)
http://www.seisvol.kishou.go.jp/sendai/213_Azumayama/213.htm

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