災害特派員からのレポート:イタリア中部の地震
イタリア中部で発生した地震について、8日から現地を取材しているレスキューナウ災害特派員の冨田きよむから寄せられた現地レポートをお届けします。
==========
冨田@イタリア現地です。
一昨日から現地入りしています。
現地の情報をお届けします。
写真は現地の通信環境が悪く送れません。
■避難所について
・避難所(テント)はほぼ必要とされる分は配備されている模様。
・テント村にはボランティアセンターが設置され、情報管理・外部の接触(取材も含めて)について、かなり厳しく管理されていると感じる。
・テント村の仮設トイレの設置数は概ね10人に1基程度の割合。
・ごみも一箇所にまとめられ、数時間おきに回収されている。
■被災地について
・震源から30kmほど離れたテルニのホテルにいた際、余震があって飛び起きた。時差で少し疲れていたが、それでも飛び起きるほどであった。しかし、地元テレビ局では地震関連の討論番組をやっていたにも関わらず、その余震の速報などは放送されなかった。
・被災地の取材は大きな制約を受けている。「OFF LIMIT」が張り巡らされ、軍か警察官が張り付いて、マスコミも住民も一切の立ち入りを禁じられている。「余震で壁が崩れ落ちる可能性が高い。」という理由だ。
・重機が入って、救出作業やご遺体の回収作業は続いているが、日中の気温は高く、少し活動すると汗が流れるほど。
■交通状況について
・ローマテルミナ駅からテルニまで行き、そこから乗り換えて現地入りできるが、5時間ほどかかる。テルニからタクシーを使って1時間ほど。テルニ→ラクイラの往復で120ユーロ程度。待ち時間は1時間18ユーロ程度か。(ドライバーによっては、250ユーロ以上請求される場合も。。。)
・ローマからレンタカーを使うと現地まで2時間から3時間。被災地に入る手前で渋滞が発生している。
■その他全般について
・イタリア語ができる人材が必要だ。英語はほぼ通じないと考えたほうがいい。
・医療は、ほぼ足りている印象だけれど、とにかく取材しようと病院に行っても軍と警察がいて規制されてしまう。
・テント村と病院の受付で、子供や被災者のPTSDに対する対策を質問したが、PTSDという言葉を知らなかった。表情が乏しく、うずくまっている子供が目についたので対策が必要に思えた。
・被災地現場の復旧復興作業に関わることは不可能。瓦礫の撤去を含めて、民間人の入域が規制されている。
・現地での宿泊は不可能と思われる。食料は、復旧活動や救助活動、マスコミなど向けに店が開いていて、現地で調達は可能。ピザも食べられる。
以上。
| 固定リンク | トラックバック (0)









