鳥インフルエンザの動向をウォッチしている小樽市保健所長の外岡立人氏が、最近の海外の感染状況について報告しています。
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高病原性H5N1鳥インフルエンザ-海外直近情報 小樽市保健所長 外岡立人
この2ヶ月間の海外におけるH5N1鳥インフルエンザの家きんと人における発生状況、および対策などについての集約集を送ります。
高温多湿の夏場に入ってウイルスが不活発化するのが例年ですが、今年度はベトナムで1年半ぶりに再興して人での発病者と死者が相次いでいます。またごく最近エジプトでも1人発生しています。
人での発生数が問題なのではなく、このような家きんから人への感染が続いているうちにウイルスの変異が生じ、容易に人人感染を起こすようになり世界的パンデミックが発生することが危惧されています。それは起きる?ではなく、いつ?であり、そのいつ?は、今日かも知れないし10年後かも知れないという状況が、我々公衆衛生専門家には極めて困難な業務が強いられる結果となっています。
最近のトピックスとしては、世界で人用ワクチンの作成が進み、現在少なくとも5社のプレパンデミック・ワクチンが国際的に利用可能となっています。本邦ではワクチン行政が厳しいため、国内で開発した1種類のワクチンが1000万人分用備蓄されているようですが、詳細は公開されていませんので不明です。
先日英国のグラクソ社が日本政府に同社のワクチンの備蓄を勧めているニュースが海外報道に載りましたが、これは同社の自信の作であり、スイスを始めとして多くの国が備蓄用に購入しているようです。しかし日本のワクチン行政の厳しさ故に、海外ワクチンの輸入はまず不可能であろうと報道されています。
なお現在作成されているプレパンデミックワクチンは株特異性を超えた、交差予防(cross immunity)が確認されています。
下記は最近2ヶ月の海外における特記すべきニュースです。
詳細はhttp://www.superinflu.comで全訳記事を掲載しています。
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